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映画れびゅー:「女優」(2007:フランス)



2007年(フランス)原題:Actrices 106分
日本未公開
監督:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マチュー・アマルリックほか

<国内放映予定>
洋画★シネフィル・イマジカ(スカパー 260ch)
08年12月21日 25:00
08年12月22日 13:00

サルコジ大統領夫人として有名なカーラ・ブルーニの姉、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの監督主演作。ブルーニ家は北イタリアの超名門貴族である。一家は身代金誘拐が多発していた当時の北イタリアを逃れパリに移住した。ちなみにヴァレリアとカーラは異父姉妹である。

【あらすじ】
そこそこ売れてる演技派アラフォー女優のマルセリーヌ(テデスキ)。努力と才能で積み重ねてきた役者としての名声がゆるぎないものになろうとしている今日この頃。そんな彼女が、カリスマ的演出家ドゥニ(アマルリック)が手がけるツルゲーネフの戯曲『田園の出来事』の主役ナタリア役に抜擢される。連日、ドゥニの情熱あふれる演技指導を受けるマルセリーヌだがなぜか心ここにあらず…。それもそのはず、多くの恋を経験しながらも良縁に恵まれず、また自分からも縁を求めず女優の道をひた走ってきた結果、気が付いてみれば独身のまま40歳。恋多き母と叔母には女として生きる道を見失っているとなじられ、産婦人科では不妊率が高まっていると聞かされる。
女優として生きるか、女性としての幸せを掴むか?焦るマルセリーヌはいつしか現実と虚構の世界のはざまでさまよってしまう。はたして崖っぷち中年女マルセリーヌは、自分が演じるような「恋に燃える」おんな道を見つけ出し、サヴァイブすることができるのか!?


※「あらすじ」のテキストカラーは普通、緑色を設定しますが大女優マルセリーヌさんが死ぬほど嫌いな色なので遠慮しました。

(以下、未公開作品につきレビューステルス)


電波女の七転八倒を面白おかしく描いた作品。


まあ…フランス版バーブラ・ストライサンドと言ってしまうとそれまでなんですが(ヴァレリアさん)正直、この人のこの映画での芝居は好きではありませんし、上手いとも思いません。楽屋オチだしね。ただヴァレリアさんは自分の事を肉体的に精神的に非常によくわきまえた人なんだなあという気はします。ダルンダルンの二の腕とか、どうしても出る下っ腹とか、背筋の悪さとか、不細工な歩き方とか…正直、同年代や近づきつつある女性(わたしだ)が見るにはソフトに拷問映画ですけれども。
つか「緑色の衣装はワタシの舞台に不運を漏らすの」とか言う前に日常ベージュのアンサンブルを常に愛用するのはよしなさいとか、そのワイヤーが痛くないコルセット型のブラとか(これがまたベージュ)、もう何というか女優という前に色々どげんかせんといけんと思わせる女マルセリーヌ。アンサンブルねーお得だよねーニコイチでさー、ベージュいいよねー黒と合わせると間違いないしねー。ワイヤー背肉に食い込んで痛いのよねー腕と脇の間に、なんか小錦と同じようなオマケの肉付いてくるしさー…(おもいきりシンパシー感じてますが何か)
マルセリーヌ、美人なのでモテますが、男がソノ気になるたびに(彼女が男ソノ気にさせるの超うまいことといったら疑似餌つかって小魚寄せるチョウチンアンコウさながらだ)なんかイイところで、急に臓腑の底から這い出したような本音を吐くのね。「このまま子供作りたい」とか言うの、乗っかった男ドン引き。なにか背筋に冷たいもの感じて色々縮む思い。
マルセリーヌがねー…この人の仕草…なんか無性にハラ立つんですよ。けっ飛ばしたくなるような天然でね。もう正直、マチュー(ドニ)が平手で叩いた時は、「え、1回でいいの?1回なの!?」って思いましたけどね。このマチュー演じるドニ、あまり登場時間はなく、主人公との直接のカラミもあまりない役。少年を対象とする同性愛者らしいが、劇場家の演出家なので、言葉にならない混乱と興奮で楽屋を飛び出そうとするマルセリーヌを、勢い余ってゴーカン未遂…とか、まあ単に落ち着かせようとキスして肌触ってみただけなんですけど。
とにかく心情がわからなくもないだけに、周囲を振り回すその情緒不安定さにこちらのフラストレーションも振りきれ気味のまま、なんとはなくラストシーンを迎える。裏舞台で起こる人間悲喜劇とは関係なく、連日満員御礼の劇場、ますます不安定になる女優…さて何が起こるかだいたい見当ついてる人もいると思いますが。
ええい、こんな中年女どうなろうがこっちの知ったことか、まちゅーを出せまちゅーを!と憤慨やるかたない思いで迎えるラスト10秒に、なんというかヴァレリア監督の開き直りというか、やっぱりこうするしかないというか、力技で持っていくエンディング。良い意味で失笑が漏れるというか、もう笑うしかない、という気分にさせてくれるのは、マルセリーヌ以上にしぶとそうなアラフォー監督の力量(いろんな意味で)見せられた思い。

オチがしりあがり寿っぽいと思った。マルセリーヌさんはヒゲでもOLでもないけど。



…ところで、これ日本人俳優でリメイクするなら絶対、マルセリーヌ=藤谷美和子さん、ドニ=筧利夫さん、の幕純ゴールデンペアでお願いします(あー筧さん竜馬の幕末純情伝がもう一度観たいなあ。)


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