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勝ち組たちのカンヌ映画祭:マチュー編

春の終わりとともに、夏の興業シーズンがやってまいりました!

…なれど急転直下ユーロ安の中、映画産業の大見本市、第63回カンヌ国際映画祭2010 が12日、表面上はいつもどーりにぎにぎしく開幕。



そうです、教授は今回みずからの監督&主演作“tournee”(英題:on tour)をコンペティション部門に引っ提げての大勝負に出ました。世界のキタノ、北野武監督が伝家の宝刀893映画「アウトレイジ」持ってきたところへのガチ勝負です。しかも審査委員長はキタノ大好きティム・バートン。だから「坂本家に買ってもらった300本の木材が売れなくてネタ」で二週間も持たせてるギリギリ弥太郎なみに困窮のヨーロッパにおいて自分の映画をどう売り込むか、今回の教授はいつになく真剣そのもの…!…ん…?



 ちょうゴキゲンじゃん。

余ルリックの「余」は余裕の余…ということですろうか、大殿様!(そろそろ竜馬ネタと乖離すべき時)


はい、東京フランス映画祭の一張羅ここでもってリユース。
腰の感じとか、足の運びとか…マチューって、キビキビ美(まさき製造語)のダニエルや、流れるような身のこなしのダンサー出身マッツ兄貴とはまた違ったエレガントさがあるのな…渋谷で逢った時はあんまりそんな気はしなかったのだが(まさきさんのあげたアキバっぽい紙袋が動きを邪魔していた可能性については歴史の闇に葬り去るがよい)

“tournee”については、今年の1/11の記事(ふたつめ)でもちょろっと紹介したんだけど、ヨーロッパ産のニュー・バーレスクというキッチュなショースタイルを、アメリカに持ち込んだ興行主とショーガールたちの物語。マチュー・アマルリック先生が、満を持しての監督作品。そしてマイセルフ主演。興行主の主人公を演じております。


やだこのポスターめちゃくちゃ欲しい。
でもって真ん中のミニマム・マチューは、どー見ても「慰めの報酬」ワールド・プレミアんときのトレースなんですが。

これな


ティーザー・トレイラーは3本ほど、カンヌ映画祭の公式サイトから見れますのでそれが一番画像綺麗だけど。一本載せとくのな。

“tournee”トレイラー


【第63回カンヌ国際映画祭2010公式サイト】日本語翻訳ありがたいね。

<公式サイト内“tournee”トレイラーリンク>

…これを見てて思うんだけど…マチューって自分をすごく綺麗に撮るんだなあと。。監督主演作で自分をみじめだったり汚くだったり、落とした感じに撮るのは容易なんだろうと思うんですけどね。逆にこれだけカッコ良く、美しくやるのって。それがマチューだってのが。。。なかなか言葉にならないけど、「おお、そう来たか」って感じでね。悪い意味じゃなく、マチューは自分大好きだと感じたんだ。
このシェイプアップした全身からチョビ漏れる「オレちゃま可愛カッコ良い!」なオーラが審査員をノックアウト…マチ子…おそろしい子…!!
とにかく、彼からはいま映画に触れられて幸せ、映画作れてしゃーわせって情熱がビシビシ溢れておるのさ。

一緒にレドカのぼってきた15年モノの錦鯉みたいなオネーサンたちは、映画に出演した本物のニュー・バーレスク女優さんたち。

すっごい楽しそう。なんか嫉妬してきた…。

でも教授(今回に限って)脱いでる映像ねえのな!wwwww


 ぼかぁしゃーわせだぁwwwwwwww


 ビルクチマークびったんこ。


 …で、それを喰う。

↑こーいう、ちょっとお下劣なパフォーマンスも計算内って感じで、作品でのキャラクターとシンクロしてる感じで、マチューって本当にセンスとユーモアに溢れてるわぁフェミスだわぁ(意味不明)

【APFニュース】主役は全員、現役スト●ッパー!レッドカーペットに勢ぞろい

“tournee”は2日目の5/14に上映済み。コンペ部門出品作は以下の通り。

■マイク・リー監督 “Another Year”(英)
 監督の意向により、映画の詳細は上映まで不明。たぶん人間ドラマ系。

■グサヴィエ・ボーボォワ監督 “Des Hommes Et Des Dieux”(仏)
 アルジェリアで武装組織に殺害された7人のフランス人修道士たちの実話を映画化。

■マチュー・アマルリック監督 “Tournée”(仏)
 落ち目のダンサーたちを引き連れパリで、ニュー・バーレスクのショーを
 成功させようと奮闘する興業主とその関係者たちの人間模様。

■ラシッド・ブシャール監督 “Hors La Loi(Outside The Law)”
 (仏・アルジェリア・ベルギー)
 アルジェリア独立戦争をテーマにした戦争ドラマ。

■ベルトラン・タヴェルニエ監督 “La Princesse De Montpensier”(仏・独)
 ラファイエット夫人の短編小説「モンパンシェ公爵夫人」の映画化。
 中世ヨーロッパ版「真珠夫人」?

■マハマット=サレー・ハルーン監督“A Screaming Man”(仏・ベルギー・チャド)
 チャドを舞台に現代のレアなアフリカ経済事情を反映した社会派ドラマ。
 
■アッバス・キアロスタミ監督“The Certified Copy”(仏・伊・イラン)
 『桜桃の味』のキアロスタミ監督。

■ダニエレ・ルケッティ監督 “La Nostra Vita”(伊・仏)
 妻を亡くしたある男の、心の崩壊を描く。

■セルゲイ・ロズニツァ監督 “You. My Joy”(ウクライナ・独)
 過酷な生活のために精神を害し、ついに殺人に走る男の物語。

■ニキータ・ミハルコフ監督 “Burnt By The Sun 2”(独・仏・ロシア)
 『太陽に灼かれて2』第1作は94年に製作されたソビエト戦争もの。

■アピチャッポン・ウィーラセタクン監督 “Loong Boonmee Raleuk Chaat”
 (西・タイ・独・英・仏)
 輪廻転生により自分の前世を知っているという主人公の物語。

■イム・サンス監督 “Housemaid”(韓)
 1960年製作の韓国映画『下女』のリメイク。ばりばりの不倫メロドラマ。

■イ・チャンドン監督 “Poetry”(韓)
 離婚して出戻った娘の子供を育てなければならなくなった祖母。あるキッカケで
 詩作を始め、老境にして新しい人生の喜びを知るが、孫息子が問題を起こし始める。

■北野武 監督『アウトレイジ』(日)
 任侠世界の権力闘争を描く、真っ向勝負の893映画。キタノ映画の常連俳優を
 あまり起用していないキャスティングに注目が集まった。

■アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督 “Biutiful”(米)
 問題アリアリな友人のせいで犯罪に巻き込まれる男の物語。ハビエル・バルデム主演。

■ダグ・リーマン監督 “Fair Game”(米)
 夫がブッシュ政権に批判的である報復として、CIAのエージェント
 であることを政府にバラされた女性潜入工作員の実話に基づくドラマ。
 ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン主演。

***

「ハート・ロッカー」といい、「グリーン・ゾーン」といい、今更なにやってもおせーよアメリカ映画界って感じなんですよ。イラク戦争の諜報活動とかそーいうの批判しても。まあ、クールダウンってこれくらいかかるものかもしれませんね。特に戦争の場合は。10年ひと昔というか。まあ戦争は続いているわけで。

どうやら現地では韓国映画“Poetry”の評価がすこぶる高いようです。やはりどこの国にでも転がってる、身近で胸にズキンとくるような家族モノが受けやすいのかな。マチューは長編第4作目となりますが、コンペは初出品。これからガンガン作るのかなあ。またセルフ撮りでお願いしたいなあ。アデルでコウモリ男をやってるヒマがあるなら(まさきさん、アレにたいへん不興)

次回の記事では、ちょこっとだけカンヌ登場のマッツ兄貴について。待てしばし。


コメント
マチュー、おねえさま方に囲まれて楽しそうですね♪さすがダンサーのおねえさま方、レッドカーペットでも盛り上げてくださいますね。
マチュー、晴れの舞台なのに、服はカジュアルな感じなんですね(しかも着回しが多い)。オシャレ好きというより、物を大切にするタイプなんでしょうか?有名俳優なのに、庶民的な感じで好感が持てます。

個人的にはマチューの監督作品がとても面白そうなので、ぜひ賞をとってほしいのですが、どうなりますかね〜?結果が楽しみです。
  • ひさこ
  • 2010/05/17 3:38 PM
待ってました〜♪

今日のカンヌでの映像が今日日本でみれちゃうのってほんとにほんとにいいですねぇ。
何言ってるかぜんぜ〜んわからなくても観れました♪

フランス国際映画祭のときは映像はおろかまとまった情報をみつけることもできなくてイライラしましたけどモ。

来年か再来年には監督として来日してくれたりしないかなぁなどと楽しい妄想にもふけりました。

肝心の作品はどのようなテイストなんでしょう?コメディとかって書いた記事もあったんですが??
日本で見れるかな?

カンヌのサイトで余さまの近年の出演作など初めて知るものがたくさんあって、どうやったら見れるのか‥さすがにフランスのアマゾンでオーダーする勇気はないし。
アメリカのアマゾンで買えるものも少ないですよね‥‥‥だんだん独り言になってきましたのでこの辺でやめときます。

今日久しぶりに、携帯の待ちうけを変えました♪
  • youngbluebird
  • 2010/05/17 9:20 PM
ひさこ様>
ごぶさたしておりました。こんにちは!
バーレスクのオネーサマ方には、きっとプレスの皆さんもいい素材だったと思います。「ツアーにて」というタイトル通りの、まるで映画の登場人物が芝居そのままレドカを歩いているような雰囲気ですね。
マチ子さんといえば例の茶色のコーデュロイ・ジャケットですが、先月あたりのフランス国内のイベントでも着ていたので、いつのタイミングで洗っているのかマジで気になります。

youngbluebird様>
おひさしぶりです、いらっしゃいませ!またお寄りくださって光栄です。東京フランス映画祭は、あんなに日仏の映画事業に貢献し、国を挙げて協力してくれているのに、マスコミは本当に毎年無関心ですね。
ご存知かと思いますが、マチューさん(に限らずですが)のお仕事履歴は、IMDbで確認すると早いと思いますが、出演昨や監督作が日本で配給されるかどうかを、最も早く知るにはユニフランスさんのHPからマチューさんのお名前で検索するのが得策です。

ちなみに、ユニさんの“on tour”の関連ページによるとまだ日本で配給は決まってないようですね…残念。まあそのためのカンヌ営業ですので!
個人的には映画の題材の奇抜さや、目新しさ、お色気度などから、かなり目を引く作品なので、日本でのミニシアター公開はかなり期待できると思います。トレイラーを見る限り、普通に面白そうなので。

マチューさん作品、日本尼で売ってないものはなかなかですねー…UK版ならって感じですが。CS・デジタル放送の有料チャンネルでは、シネフィル・イマジカがフランス映画放映率高いです。たまに「短編映画傑作選」というのを繰り返し再放映するんですが、それの2009年ベスト・コレクションとしてマチューさん出演、フランソワ・オゾン監督「ジレンマの前座劇」ってのをやってます。これのマチューさんカワイイですよ!

【シネフィルイマジカ】ジレンマの前座劇
http://cinefilimagica.com/movie/m7/007954.html

PS:まさきも先月待ち受け替え…つか、マチューさん待ち受けから元の「007」に戻しました。早期製作再開願って;;
  • まさき
  • 2010/05/17 10:25 PM
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